オンライン会議・発表
ZoomとGoogle Meetのプロンプター。確認できていることを書きます
ノートパソコンなら、Mac版かWindows版の Wispim を動かすだけで、原稿が通話の上の小窓に残ります。もう一つの方法は、ノートパソコンの横にiPhoneを立てることです。通話中も原稿が声に合わせて進むかどうかは確かめていないので、このページは「定速」を軸に読みを組み立てます。
会議をMacで開いているなら
通話を開いているのと同じMacで、Wispim を動かします。「小窓で開始」でテイクを始めると、小窓は通話のウィンドウの上に残り、通話が全画面でも変わりません。通話アプリに戻っても、小窓はその場にあり、テイクは走り続けます。小窓をカメラのすぐ下へ寄せるとそこに吸い付くので、目線をほぼレンズに置いたまま読めます。Pro なら、原稿はご自身のiCloudを通って、iPhoneとMacのどちらでも開けます。
通話の画面が前にあるあいだも、三つのショートカットが効きます。⌃⌥Pはテイクの一時停止と再開、⌃⌥Fは小窓の表示と非表示です。⌃⌥Tはクリックスルーで、小窓の上のクリックを後ろの通話に通します。形や大きさ、Macに必要な環境は、Mac版のページにまとめています。
会議をWindows PCで開いているなら
通話を開いているのと同じPCで、Windows版 Wispim を動かします。小窓はほかのウィンドウの上に残り、通話のウィンドウの上も同じです。カメラのすぐ下へ置くこともできます。Ctrl+Alt+Pはテイクの一時停止と再開、Ctrl+Alt+Fは小窓の表示と非表示です。Ctrl+Alt+Tは、小窓の上のクリックを後ろの通話に通します。PCに必要な環境は、Windows版のページにまとめています。
もう一つは、ノートパソコンの横にiPhoneを立てる方法
二つ目のやり方は、ノートパソコンが何で動いていても使えます。ウェブカメラの下にiPhoneを立てて、全画面のプロンプターを走らせてください。通話アプリはノートパソコンの側にあるので、iPhoneのマイクを取り合うものがなく、声への追従はほかの場面と同じように動きます。机に立てたiPhoneは、手に持つよりも目から遠くなります。1時間ぶんの原稿なら、先生向けのページで扱っている文字組みが要ります。
確かめたのは、カメラ・Instagram・TikTokの三つです
声への追従を実際に確かめたのは、iPhoneでカメラ・Instagram・TikTokを使って撮影しているときの動きです。ZoomとGoogle Meetはその中に入っていないので、このページは「問題なく動きます」とは書きません。書けるのはアプリが何をするかで、大事な会議でそれに頼るかどうかは、読んだうえで決めてください。
半分は確かで、半分はそうではありません。確かなほうは小窓です。Macの小窓も、Windows PCの小窓も、iPhoneの小窓も、通話アプリの上に残ります。確かでないほうはマイクです。声への追従はマイクを通して聞いていて、通話アプリは通話のあいだずっとそれを握っています。両方が同じマイクを分け合えるかどうかは、どの機器でも確かめていません。
iPhoneには、この場合の答えがすでにあります。カメラアプリが録画を始めたときと同じ仕組みです。他のアプリがマイクを取ると、テイクはそこで待ちます。文字は読み終えた語で止まり、「マイク占有中」と表示されます。音が戻ると「再び聞き取り中」と出て、その語から読みが続きます。常にこの動きで、切るための設定はありません。自動で先へ進むことは期待せず、いったん止まる前提で組み立ててください。
会議は「定速」を軸に組み立てます
「定速」は「速さ」を1分あたりの語数で決めて進み、スクロールにマイクを必要としません。会議の下ごしらえを「定速」でやる理由はそこです。原稿を一度、ふだん話す速さで声に出して読み、その速さに「速さ」を合わせてください。それだけで、このページが保証できない変数が計算から消えます。
「開始の待ち時間」はどのモードにもあります。オフ、5秒、10秒、20秒。会議では、通話アプリに戻ってミュートを解除するための時間になります。iPhoneでは待ち時間が全画面だけでなく小窓の中にも出るので、すでに相手の顔を見ている状態でも残りを確かめられます。3・2・1のカウントダウンはどのモードにもなく、待ち時間が終わると「音声」と「音」はあなたが話し出すのを待ちます。
撮影と会議が違うのはここです。2本目のテイクはなく、まずいところを切ることもできず、やり直すあいだ誰も待ってくれません。
会議をiPhoneで開いているなら
iPhoneの小窓は、ピクチャインピクチャと同じように画面の角へ吸い付きます。置くなら上の角、インカメラにいちばん近いほうです。原稿とレンズの距離が短いほど、目線の移動も小さくなります。会議中に画面の原稿が役に立つのは、話している相手を見たままでいられるあいだだけです。形は横長・縦長・帯から、通話アプリのレイアウトが空けてくれる形を選びます。
小窓には、全画面のプロンプターとは別の「左右の余白」があります。「文字サイズ」のほうは原稿本体の設定がそのまま使われ、小窓の形に合わせて縮んで表示されます。どちらも小窓のページに書いています。
小窓はタッチを受け付けません。iOSの制約で、ほかの操作手段がある理由もそこにあります。声で指示する音声コマンドがあるのは10言語で、日本語は入っていません。使える言語でも、コマンドは声への追従と同じマイクで聞いているので、会議中は当てにできません。残るのは音量ボタンで、一文戻ったり進んだりできます。音量ボタンはアプリ内で「実験的」と表示されている機能で、シャッターにボタンを取られるため、カメラ系のアプリの中では効きません。
参加10分前のチェックリスト
- 間違えられないところまで原稿を削ります。数字、名前、言い回し。残りは会話です。
- 一度声に出して読み、その速さに「定速」の「速さ」を合わせて、そこから動かしません。
- 原稿は「小窓で開始」で走らせ、「開始の待ち時間」はアプリを切り替えてミュートを解除できる長さに。10秒なら落ち着けます。5秒では足りません。
- 画面に顔を寄せなくても読める大きさまで、原稿の「文字サイズ」を上げます。
- MacかWindows PCなら、参加する前に小窓をカメラの下に置き、⌃⌥PかCtrl+Alt+Pを一度押して、テイクが止まるのを確かめます。
- 議題はあるものをそのまま持ち込みます。TXT・Markdown・PDF・DOCX・RTFの「ファイルを読み込む」は Pro です。無料のままでもプロンプターを6回起動でき、原稿は何本でも持てて、その範囲では小窓も声への追従もそのまま使えます。
よくある質問
ZoomやGoogle Meetで使えますか?
MacやWindows PCの小窓も、iPhoneの小窓も、通話アプリの上に残ります。ただしZoomは、確かめたアプリに入っていないので、動くとは書きません。確かめたのはiPhoneのカメラ・Instagram・TikTokの三つです。読みはマイクを必要としない「定速」で組み立ててください。
会議のあいだも、原稿は声に合わせて進みますか?
どの機器でも確かめていません。通話アプリは通話のあいだずっとマイクを握るのがふつうです。会議では「定速」を選んでください。決めた速さで進み、スクロールにマイクを必要としません。iPhoneで「音声」のテイク中にマイクを取られても、読みはあなたを置いて先へ進みません。文字は読み終えた語で止まり、マイクが戻るまで「マイク占有中」と出ます。
通話を開いているのと同じMacで読めますか?
読めます。Mac版 Wispim の小窓は、通話ウィンドウの上に残ります。通話が前面にあるあいだも、⌃⌥Pでテイクの一時停止、⌃⌥Fで小窓の表示と非表示、⌃⌥Tで小窓ごしのクリックの通過ができます。読みには、上の答えと同じ理由で「定速」を使ってください。
通話を開いているのと同じWindows PCで読めますか?
読めます。Windows版 Wispim の小窓は、通話の上に残ります。通話が前面にあるあいだも、Ctrl+Alt+Pでテイクの一時停止、Ctrl+Alt+Fで小窓の表示と非表示、Ctrl+Alt+Tで小窓ごしのクリックの通過ができます。読みには、同じ理由で「定速」を使ってください。
会議をパソコンで開いて、原稿をiPhoneで読めますか?
読めます。2台の別々の機器として使い、ノートパソコンが何で動いていても構いません。このページがいちばん心配しなくていい置き方でもあります。通話アプリが別の機械の側にあるので、iPhoneのマイクを取り合うものが何もないからです。iPhoneをどこに立てるかは、上の節に書いています。
相手の画面にプロンプターは映りますか?
相手に見えているのはあなたのカメラで、あなたの画面ではありません。MacかiPhoneから画面共有を始めたら、小窓も一緒に共有されると思ってください。小窓は、共有する画面の上にあるからです。Windows PCで共有した画面に小窓がどう映るかは、未検証です。共有する前に、テスト通話で確かめてください。